インナーチャイルドカードをご存じですか?
タロットカードのような大アルカナと小アルカナで構成されたカードですが、予言をするためのものではありません。
「内なる子供」であるインナーチャイルドを癒すための神秘的なカードです。
本記事では、インナーチャイルドカードの意味や効果、使い方をお伝えします。
- なんだか疲れている
- うまくいかない
- どうすればよいのかわからない
など、心の不調や進むべき道がわからなくなったときにもおすすめのカードです。
大人になった今、癒されるべき純粋無垢な子供の心を解放するワークをするべきでしょう。
インナーチャイルドカードが生まれた理由
そもそもインナーチャイルドとは何なのでしょうか?
そして、インナーチャイルドカードはどうして生み出されたのか、詳しく解説します。
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドとは「内なる子供」のことです。
今現在、大人である私たちも、昔は純粋無垢な子供でした。
大人になった今でも、根底には子供の部分が残っています。
普段は気にもしないかもしれませんが、私たちの心の底の深層心理に影を落とし、隠れた影響力があるものです。
社会に揉まれて生活しているうちに、純粋な心が隠され傷つき、救いを求めて泣いているのです。
心に不調をきたしたとき、インナーチャイルドを癒してあげると心が解放されます。
すると、進むべき道がわかり、新しいアイデアが生まれたり、自己を愛することができたりするでしょう。
幸せとはなんだと思いますか?
幸せとは結局は自分を愛し、他者も愛することではないでしょうか。
インナーチャイルドカードとは
内なる子どもを幸せに導くためのツールが「インナーチャイルドカード」です。
占星術家のイシャ・ラーナーとマーク・ラーナーによって生まれました。
子どもにも馴染みやすいタロットカードはないかと考えていた矢先、おとぎ話や神話の神秘性と融合させるインスピレーションが降りてきました。
おとぎ話では魂の純粋さや信念の神々しさ、また苦悩の時も未来へと前進するポジティブさ、願いは叶うことを説いています。
身近なおとぎ話や神話に例え、魂を癒す手助けをするために、スピリチュアル占いの位置づけで誕生したのです。
インナーチャイルドカードを引けば、自分でも気づかなかったインナーチャイルドの今ある状況がわかるだけでなく、よりよい方向に行くためのアドバイスがもらえます。
自分を見つめ直すよい機会にもなるでしょう。
心の声に耳を傾け、インナーチャイルドを癒すワークをすれば、自分は愛すべき存在であると確信できるでしょう。
インナーチャイルドカードの特徴・効果
インナーチャイルドカードにはほかのオラクルカードやタロットカードにはない、特徴や効果があります。
- 内なる子供の状態がわかる
- 失われてしまった無邪気さに触れられる
- 魂が解放される
ずっと囚われている、堂々巡りのような現実のおこないが、実は幼少期の傷が原因の場合もあります。
インナーチャイルドを癒すワークをすると、閉じ込められたり迷子になってしまったりした自分を見つけ出し、幸せが感じられる根本の「自己愛」に辿り着きます。
タロットカードとは違い、恐ろしい絵や逆位置などの複雑さも無く、出来事より心にフォーカスできます。
インナーチャイルドカードでも一見暗そうな絵や、マイナス状態の深層心理を現したカードはあります。
しかし、暗闇の先には必ず希望の光があることを教えてくれます。
インナーチャイルドカードの使い方
実際にどのようにリーディングしていくのかをご紹介します。
- シャッフルする
- 1枚引く
- 読み解く
通常のオラクルカードのように、特定の質問をしてもリーディングができますが、インナーチャイルドカードは深層心理の読み解きを得意とします。
「内なる心の声はなんと言っていますか」
と質問してみてください。
直感的なカードなので、まず挿し絵を見てあなたが何を感じるのかが重要となります。
また、1枚引きだけでなく現在・過去・未来で見るスプレッドなど、さまざまな展開方法が解説文に載っています。
目的に合わせてリーディングしていきましょう。
インナーチャイルドカードの読み解き方
インナーチャイルドカードはタロットカードよりのオラクルカードなので、引いたカードを読み解くには直観力を重要とします。
しかし、カードに託した作者の想いも知っておかなければなりません。
- 大アルカナ=22枚
- 小アルカナ=4種類のスート×14枚
全部で78枚のカードについて解説します。
大アルカナ
大アルカナは人生の旅や冒険といった、大きな出来事を象徴します。
タロットカードの「0=愚者」にあたる「赤ずきん」から物語ははじまり、無邪気さや冒険がはじまること、心を開放して新しい出来事に挑むべきであると伝えています。
カードが進むごとに人生の歩みも続いていき、カルマや魂の体験、内省、最後の「XXI=地球の子ども」では、守られている存在と知る必要があるとアドバイス。
誰しもに愛される赤ん坊に到達したあとは、また「0」の幼少期である赤ずきんに戻っていきます。
小アルカナ
小アルカナは人生の旅路で起こる多数の体験を象徴します。
魔法のワンド・真理のソード・翼をもつハート・地球のクリスタルの4つのスートで構成されます。
- 魔法のワンド=心の喜び
- 真理のソード=矛盾する自我からの逸脱
- 翼をもつハート=無条件の愛
- 地球のクリスタル=物理的な物や安全
それぞれのスートは1から10までの数字札と「星の王子様」などのおとぎ話にあてはめられた4枚の絵札からなっています。
複数枚引くスプレッドでどのスートが多いかによって、深層心理が何に重きを置いているのかがわかります。
また、キーパーソンとなる人が絵札に現れることもあるでしょう。
まとめ:インナーチャイルドカードは魂を癒す
インナーチャイルドカードは内なる心の声を聴くための神聖なツールです。
道がわからなくなってしまったとき、疲れてしまったときはとくに、純粋な心を癒すワークをしなくてはなりません。
大人になると、さまざまな困難や経験による不安などから、自分が愛し愛されるべき存在であることを忘れてしまうこともあるでしょう。
自分自身でも気づいていない問題に気づき、魂やインナーチャイルドが癒せられれば、また希望をもって人生を歩め、他者にも愛を分け与えていけるでしょう。
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