あなたはどんな時にカードで占いをしたいですか?
「恋人とどうなるか今後を知りたい」
「なんとなく落ち込んでいる…」
具体的な解決策が欲しいときや漠然とした不安があるときなど、理由はそのときによってさまざまですよね。
カード占いというと「タロットカード」と「オラクルカード」が思い浮かびますが、この2つは別物です。
元々の起源やコンセプトが異なるため、悩みの種類によって使い分ける必要があります。
本記事では、タロットカードとオラクルカードのそれぞれの特徴や、使い分けについてご紹介します。
求めている答えを受け取るためには、カードの選び方が重要になりますので参考にしてくださいね。
タロットカードとオラクルカードの明確な違い
タロットカードとオラクルカードはどちらも同じように、図柄から情報を読み解きます。
しかし、何に悩んでいるのか、どのような解決策がほしいのかによって両者の使い方は異なります。
- タロットカードは占い
- オラクルカードは神託
以上のように、そもそもの占いとしてひとくくりできるものではないのです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
タロットカードは「占い」
「占いといえばタロットカード」と言われることもあるように、占いのシンボル的な存在です。
または「予言」とも言われるように未来を指し示し、過去・現在・未来と繋がるなかで、どのように物事が移り変わっていくのかを占うツールです。
ときには過去の出来事が明確に示されていて、驚くこともあるでしょう。
どのような状況に陥っているのか、起こりうる事態に備えてどう準備すればいいのかがわかるのが、タロットカードの最大の特徴です。
オラクルカードは「神託」
オラクルカードとは「神託」や「啓示」という意味です。
神託とは「神様」や「エンジェル」などの高次元な存在からアドバイスをもらうことを指します。
それらは力強い存在でありながらも、優しさや慈悲の心を持っています。
そのため、メッセージからポジティブ思考や癒しを得られ、心地よい気分になれるでしょう。
タロットカードとオラクルカードの起源から見るつくりの違い
タロットカードとオラクルカードに、つくりの違いはあるのでしょうか?
それぞれの起源から紐解いて、カードの構成やデザインを比較していきましょう。
タロットカードの構成
ヨーロッパでゲーム用として生み出されたタロットカードは、トランプの原型と言われています。
- 22枚の大アルカナ
- 56枚の小アルカナ
計78枚が基本のつくりです。
大アルカナは0番から21番まであり、0=愚者、1=魔術師…のように数字には出来事の象徴が描かれています。
この大アルカナのみで、おおよその物事の把握も可能です。
小アルカナに関しては、トランプの構造とよく似ているでしょう。
1から10の数字と、ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4種類の人物像が描かれたカードがあります。
そしてそれぞれが、ワンド・ソード・カップ・ペンタクルの4種類の象徴を持っています。
1枚1枚のカードにある意味やおおよその構成は、基本的にどのタロットカードでも同じです。
しかし、ライダー版(ウェイト版)とマルセイユ版の2種類があるタロットカード。
大アルカナの数字が逆であったり象徴のデザインが異なったりしますので、読み解き方にはご注意ください。
タロットカードのデザイン
タロットカードの基本の大きさは120×66(mm)です。
少し細長いトランプを想像してもらうとわかりやすいかと思います。
手でも切りやすく、扱いやすい形状です。
作家によって図柄は変わり、古典的な絵から美しい絵画のようなビーナスまで、さまざまなデザインがあります。
オラクルカードの構成
オラクルカードとは、スピリチュアルヒーラーが高次元とアクセスして、メッセージを受け取るためにつくられたものです。
したがって、神託の対象によって構成や枚数も多岐にわたります。
一つ一つに意味が違うので扱いに大変な反面、その時のリーディングに合わせて必要なメッセージがもらえるメリットもあります。
オラクルカードといっても、タロットカードのような大アルカナがあるものもあり、自由度が高いカードです。
オラクルカードのデザイン
オラクルカードの大きさは、127×88 (mm)のものが多いですが、中にはハート型や、持って切るのが大変な大きさのものまであります。
構成が多岐にわたるオラクルカードは「神様」や「エンジェル」などアート作品のような美しい絵柄のデザインから「ユニコーン」などのファンタジーな世界のものも。
スピリチュアルヒーラーの世界観が反映されているため、ビジュアルにこだわっているのもうなずけます。
タロットカードとオラクルカードの使い分けが大切
タロットカードとオラクルカードは占い方やメッセージ性に違いがあります。
どんな悩みや不安があるかで、使い分けをします。
それでは、詳しくみていきましょう。
具体的な答えが欲しいときにはタロットカード
「今年中に結婚できますか?どこで出会いますか?」
などで悩んでいるとします。
- どんな未来が待ち受けているのか
- 困難な状況における具体的なアドバイスがほしい
上記のような、的を得た回答が欲しいときにおすすめです。
ハッキリとした返事をもらえるので、白黒つけたいときにもいいでしょう。
安心感が欲しいときにはオラクルカード
「今、恋人との関係で悩んでいるけどどうすればいいのか?」
などで悩んでいるとします。
- どのような行動をすればよいのかわからない
- 落ち込んでいて孤独を感じている
- 背中を押してもらいたい
上記のように、状況が改善できるアドバイスやメッセージをもらいたいときにおすすめです。
心温まるメッセージをもらえ、悩みがクリアになる効果もあるでしょう。
また守られている安心感も得ることができます。
まとめ:悩みの種類でカードは選ぶ
タロットカードは占いであり、オラクルカードは神託です。
- 具体的な未来が知りたいときは「タロットカード」
- 癒されたい、アドバイスがほしいときは「オラクルカード」
このようにどのような答えが欲しいのかでカードを選びましょう。
どちらか決まった後は、気になるカードを直観で選ぶと相性がいいのでおすすめです。
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